人に甘えることができない あなたへ
- みちこ
- 6月25日
- 読了時間: 4分

それはあなたの性格ではなく
あなたをそうさせてしまう
思考や行動は幼い頃に感じたトラウマが原因のかもしれません
それによって
「自立するべき」という 信じ込みが
出来上がった可能性があります
これは様々な要素が合わさった
ひとつのお話です
例えば、
貧困、アルコール依存症、虐待、
夫婦喧嘩、もしくはそれ以上のことが常態化している家庭では
幼いこどもにとって、
こころ落ち着ける環境ではなかった
その不安定な環境が子供にとっての足場
それが家庭となります
その不安さの中
自分が感じていることを
どう表現したらいいのだろう?
その都度、隷属的に行動した方がいいのか、
黙っていた方がいいのか
安心できる了解が得られることがないために
親の顔色や機嫌を見る行動を起こさせ
自分をうまく表現、伝えることのできない子が創られます
ですが、こどもは親が大好き
親なしでは生きていけません
なんだか落ち着かない家庭でも、
親が喜んでくれれば 自分も嬉しい
親の喜ぶ顔が見たい という感覚が
強くなり、
自分のことは後回しにしてまで
尽くしたい
代償なき奉仕をするようになります
親は全然、甘えさせてくれてないし、褒めてもくれない、
否定さえしてくるけど、こうすると親が喜ぶだろうと 行動する
言葉で伝えるのではなく、
態度や行動で自分を表現する方法を身につけていくのです
それが大人になると
相手が喜ぶことで、自分も嬉しい となり、
常に相手を優先させていることに 気が付きません
その言わずして奉仕し続ける行動が
やがて 身を削る行動を引き起こしていくことになります
また、幼少期の「虐待」は、
自然と人と接することが苦手で
距離感が解らず 人と接したくなくなったり、
逆にオーバーに激しく人と接したり、
いつか縁を切られるのではないかと気を遣ったり、
切られるのであれば、自分から切ろうなど
なんとなく持ち続ける不安が
破壊を引き起こしたりするようになります
普通に育ってきた人と違って、
非常に孤独感・寂しさを持つのは、このためと考えられます
人と上手く接することによってお互いを高め合う、
喜びに変えていくという経験・感覚が無いため、
それが解らない
解らないからできない
自分が主張したいことを
相手にきっちり伝える その当たり前のことが、
上手く素直に言葉にできないので、
甘えることができない。
自分の感情を隠し、人に合わせる、
人が喜ぶことが自分の喜びと(言葉でなく、態度で示そうと)身を削る。
それを長く続けると無理が重なり、
自分を抑えつけている我慢に気づくことになり、
生きづらさを感じるようになってくると、無意識に人を遠ざける。
親のちょっとした言葉や行動、環境、出来事で、
幼少期のやわらかなこころに付いてしまう傷は、
最初の信じ込み、「こうであるべき」、「こうしなくてはダメだ」などを創りだし、
その生涯にわたって身を削っている自分の行動に気づかないため
依存や嫉妬など様々な感情の影響を受け、
辛く苦しい体験を繰り返すことになったと考えられる
しかしここで、
親も 知らずに育った子どもだったのだ という理解を
入れることができるなら
頑なだった信じ込みに緩みができることになるだろう
こころの傷で着いた「信じ込み」
親も子供もこの信じ込みを解放し、
これまでの状態や
無意識に行動していたことに気づくことで
今ここから解放されていくのだ
親に甘えられずに育って、
ずっと不安を抱えたきた場合、どう解消できるのか?
また、子供に対しても どう向き合うか
自分を否定しない(ことを意識する)
自分や子供の意見や意思を優先し(認める)、
褒めることで自己肯定感を高めながら
私は私これでいいんだ と 自信をもつ
自分自身を丁寧に扱い、肯定し、
自分で自分を褒める
そして、こどもに対しては
いろんなことを一緒に喜び合いながら過ごす
この「一緒に喜び合う」ことこそが、
子供が甘えやすい状況をつくるのだと思う
甘えさせることは、
自主性、主張力、を育み 自分軸の基になる
親と子の重要なコミュニケーションだと思う
※過保護や、過度な甘やかせとは違い節度あるもの



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